【遊戯王】裏側守備表示とは？独特のルールですよね。そして、《月の書》は強い。

今回は初心に帰って・・・というか苦い思い出なども含めてルールのお話とか。
至らぬウサギのお話ですがよろしくお願いします。

遊戯王というカードゲームに採用されている裏側守備表示ってかなり珍しいシステムですよね。
そもそも、召喚にはレベルという制約があるけど非公開で出せるって結構すごいことだと思います（すぐばれるので、ここで不正するメリットもないですが）。
今日はそんな裏側守備表示のお話ですが、まずは裏側守備表示って何？ということから。

ずばりこれ、この状態！
アニメだと「表側守備表示で召喚」とかあるけど、現実では不可能で「守備表示で召喚（セット）・通常召喚」とは「裏側守備表示」ということになります。
アニメや漫画からOCGに入ると割と勘違いしそうなルールですよね。

たまに「裏守備表示で特殊召喚」というテキストもありますが、「特殊召喚」する場合は普通は「裏側守備表示」では出せません。

イメージとしては正体不明な敵、カード。
さらにステータスも均一な状態になっていると言ってもよくて、裏側守備表示であれば（一部の例外を除き）どんなモンスターでも効果破壊出来ちゃうのだ。（後述）

最近（数年前レベル）では展開力が高くなって
「モンスターセット、ターンエンド」
「あのセットモンスターは何だろう？」
といったやりとりは減りましたが、そういうのも懐かしく感じます。
まあ、【サブテラー】【シャドール】等といった裏守備を取り扱うカテゴリーも存在するんですけどね。

そして、「裏側守備表示」を語る上で欠かせないのが《月の書》ですな。
効果は単純明快、モンスター1体を裏側守備表示にする。です。
でも、この速攻魔法、とってもできる奴なんですよ・・・

例えば、対モンスター効果・戦闘で圧倒的な能力を持っているモンスターがいたとしても、裏側守備表示にしちゃえば効果は使えません。
裏側守備表示に変更してから悠々とモンスター効果を通してあげましょう。
他にも「このモンスターが存在する限り～できない。」みたいなモンスターだって、裏側表示にすることでその永続効果を消しされます。
また先述した通り「効果破壊されない」モンスターも裏側表示であれば、効果を持っていないのと同じ状態になるので、効果破壊できるようにだってなるのだ。

また、シンクロ・エクシーズ・リンク召喚の素材は表側表示のモンスター出ないといけないので、速攻魔法である《月の書》は相手の展開を止めることもできます。
融合・儀式召喚のように裏側のモンスターも基本的に素材にできる召喚法もあるので絶対ではないですが、かなり便利です。
融合とかに関しても出てきたモンスターを裏側守備表示にすればよかったりもしますしね。

私事ですが、シンクロ召喚が好きなウサギはよく《月の書》を受けて涙しました。
おかげでおめめが赤目のダイス。
このブログでちょくちょく書く「1枚から展開！」みたいなやつにもだいたい刺さるゾ。

表側から裏側表示になるとそのカードのステータスがリセットされます。
例えば攻撃力やレベルの変動、《リビングデッドの呼び声》などとのつながりなど。
なので、先述の破壊耐性の対処と同じくバフ・デバフの解除にも一躍買ってくれます。

あ、その効果にチェーンして《無限泡影》使いますでお馴染みの無効札たち。
《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》《デモンズ・チェーン》など、そういったカードの対象になったモンスターを《月の書》で裏側守備表示にしてあげることで効果無効を逃れて、効果を通すことができちゃうのだ。
《うらら》みたいに「効果」そんものを無効にするのは無理でも、モンスターに「無効を付与」するカードは大体よけれるのはいいよね。

似たような感じで「表側表示のモンスターの効果を無効にする」《スキルドレイン》対策にも。
例えば《エアーマン》召喚、「破壊効果」を選択して発動。
チェーンして《エアーマン》に《月の書》を発動。
効果解決、《エアーマン》は裏守備表示になり、《エアーマン》も効果は無効にならないので《スキルドレイン》を破壊・・・なんて動きができるゾ。便利。

ほぼ《月の書》の話じゃないか！てなる内容だったけどしょうがないね。はい。
【十二獣】みたいな重ねるだけエクシーズ、リンク１のリンク召喚とか初動を挫けたりできて環境にも顔を出すカードだからね、是非お勧めしたい。安いし。
《スキルドレイン》《泡影》回避の動きも玄人っぽいし是非是非。
裏側表示最高。

あと、相手の盤面を返しやすくしたり、1体止めるだけじゃ止まらない！って思う人には《皆既日食の書》。
単純に範囲が広く対象も取らないのが魅力。
相手ドロー効果も負けるよりは安い安い・・・まあ、このドロー効果のせいで《うらら》で無効化されちゃったりするんだけどね、悲しみ。